タグ:拓本 ( 19 ) タグの人気記事

商三戈

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二玄社  書跡名品叢刊の金文集1 殷周の最初に折り込みではいっていて、印象的だったのが、この武器 の刃に鋳造

した文字でした。
 昔、東京で偶然この拓本を購入することができてうれしく思ったものです。今は原物は遼寧省博物館に入っておりますが、戦前は羅振玉の所蔵でした。河北省易都から出土したという伝えられています。この拓本にも、羅振玉の印、拓本制作者の印が押してあります。この3個の刃にある文字は、人名の羅列のようなので、なんらかの系図系譜を記録したものではないか、とされています。ただ、読むためには通常の方向とは逆に、戈を上下逆さまにしないといけません。これを贋作の証拠とみることもできますが、かなり鑑識にうるさい人もちゃんと収録しておりますし、こういう武器に施した銘文の場合、かなり異例というか、大丈夫かなと思うようなもの(奇字が刃全面にほどこしてあるようなもの)すら考古学的発掘で出土してますので、まあいいのかな、と思っております。


by reijiyam | 2019-08-08 08:51 | 蔵書 | Comments(0)

魯孝王刻石 五鳳二年刻石

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魯孝王刻石、または五鳳二年刻石と呼ばれている石碑というより定礎石のようなものがあります。今は山東省曲阜にあり、金時代の跋が石の横に掘ってありますので、金時代明昌2年出土です。 その後、ずっと曲阜にあったのかどうかはともかく、乾隆時代の両漢金石記には緒録されてますし、伊へいじゅの臨書もありますし、ずいぶん古くから有名なものだったようです。実際、乾隆以前だと、年代がちゃんと入っているほんとうの前漢の石碑文字はこれしかなかったようです

石そのものの写真もネットにありました。

論古|名蹟探訪014:五鳳二年刻石
http://ronko.jp/series/image/tanbou_014_05.jpg

奈良在住のsouu-3  様
山東省「摩崖刻石・碑林群 特別鑑賞の旅」
http://www1.kcn.ne.jp/~souu/tyuugoku.htm

 手ごろな大きさですし、拓本もよくとられたようで多数、流布しているようですが、例によって翻刻・偽物があるようですね。校碑随筆によると、揚州八怪に数えられる高鳳翰が作った木の模刻もあるそうですね。他にも数点以上あるんじゃないかなあ。
  上のは貧架所蔵のもので、そう古い拓本ではないのですが、まあ本物のようですね。
五鳳二年刻石 | 淑徳大学
https://www.shukutoku.ac.jp/shisetsu/takuhon/cat1972/s3-11.html
のものとおなじようなものです。

  次のは、友人の友人の方がもっていらしゃる旧拓からモノクロコピーしたものを、更にイメージにしたものですが、商ショウソなどの書き込みもある名品でした。ただ、少し虫食いがひどかったな。


次は、北京故宮博物院にある「明拓」というものです(ref1)が、ここまで濃く墨をドシャドシャにいれてしまうと本物かどうかさえわからなくなりますね。

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次に、偽物、模写、コピーを3つほどあげてみます。
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REF. 中国美術全集編集委員会 中国美術全集  書法篆刻編1 商周秦漢書法 ,1987



by reijiyam | 2019-07-28 11:14 | 蔵書 | Comments(0)

崇善楼筆記の海外流出石刻 正誤表

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2008年10月上海書店から出版された王荘弘さんの著書「崇善楼筆記」の、末尾近くに220-249pにある「歴代外流石刻」という章について、訂正をしておく。
  英語が読めなかったためか、海外の博物館の目録などで調査せず、親交のある中国人たちの伝聞や記録に頼ったところがあるのかもしれない。やたらと「日本にある」と書いてあるがそんなものはみたことがないものが多い。空襲で破壊されたり、欧米に日本から流出したものもあるのだろうが、あきらかな間違いもあるので少し訂正しておく。 ・220P 文叔陽食堂画象題字: これはベルギーのブラッセル王立歴史博物館にある。日本とは関係ない。文叔陽食堂題字の原石という文章と写真を私自身サイトにあげておいた。周季木ともあろう人が「日本人が買っていった」などと大嘘を書いてはいけないと思う。
 ・221p 漢左元異萬年ロ舎石柱: カナダのトロントロイヤルオンタリオ美術館にある。「ロンドン博物館にある」という王氏の記述は間違い。中国で活躍していた毛皮商クロフツのコレクションの一つ。
左元異墓門題記
http://reijibook.exblog.jp/7217165/
  ・226P 晋呂憲墓表 日本江藤氏となっているが、台東区立書道博物館にある。
 ・226P     北涼 且渠安周造功徳碑  ベルリンにあることになっているが、ベルリン空襲で粉々になった。
  ・229P 魏馮ヨウ妻元氏墓誌が日本に売ったということが書いてあるが、実はボストン美術館にある。
   ・230p 魏 曹望僖造像 パリまたはスウェーデンにあると書いてあるが、実は米国のペンシルバニア大学美術館に昔からある。
   ・239p 唐佛頂尊勝陀羅尼経どう : 東京帝室博物館(東京国立博物館)にあると述べているが、そんなものはない。王氏は帝室博物館の印章がある拓本をみたことがあってそう判断しているのだが、これはおそらく他の所蔵である石刻の拓を博物館で採っただけで所蔵しているわけではないのだろう。



by reijiyam | 2019-07-19 06:46 | ニュースとエッセイ | Comments(0)

陽三老食堂題字



  最近、翻刻拓本を多くみかけるので、伊藤滋さんの本も参考にして、真本間違いないと確信した拓本イメージを提供します
延平元年(ACE106)
 Ref  伊藤滋、漢三老諱字忌日記 付 漢隷四種、木鶏室金石拾遺第1集、1983


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by reijiyam | 2019-07-13 16:33 | 蔵書 | Comments(0)

エイ鶴銘

最近、気になっていた「エイ鶴銘」の良質な拓本カラー図版が

道教の美術  2009年~2010年、大阪・東京(三井)・長崎で天覧された巡回展の図録

に収録されていたので、紹介する。所蔵先がわからないので、個人蔵じゃないかと思う。

ひとつは、切って册に装幀されたもの、一つは全景をみせる全套である。

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by reijiyam | 2019-02-24 08:30 | 蔵書 | Comments(0)

小字麻姑仙壇記

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小字麻姑仙壇記の神州大観影印本を紹介します。今は、エルスワース旧蔵の3種合册の最初の1つになっているようですが、この時点での姿は、この写真でしかわからないようですね。最後の跋は行方不明になっているようですし、呉榮光の跋も行方不明になっているようです。

ソース;;神州大観第二輯(1913、上海、神州國光社


by reijiyam | 2019-01-12 08:34 | 蔵書 | Comments(0)

北京  尊古斎の古玉拓本

北京の瑠璃廠で戦前活躍した  尊古齋という古美術商は、広田不孤齋の思い出話にもでてくる人で、学者肌で、青銅器、古玉、古銅印、金石に詳しく親切な人だったようだ。

この人が売買した商品は、日本を初め世界の美術館に相当多いようである。
また、拓本を採る技術も優れていた・または・優秀な技術者をかかえていたようだ。

貧架にも尊古斎で採った 古玉の 拓本(イメージ)がある。

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以上6点で全部です。


by reijiyam | 2018-03-16 04:52 | 蔵書 | Comments(0)

馬都愛造像記


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同じように、図版があまりみえない東魏造像記を紹介してみます。
馬都愛造像記 興和2年10月7日(ACE540)

淑徳  拓本目録2016年には収録されているみたいですね。
http://www.shukutoku.ac.jp/shisetsu/takuhon/mokuroku/2016%E5%B9%B4%E3%80%80%E6%9B%B8%E5%AD%A6%E6%96%87%E5%8C%96%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%8B%93%E6%9C%AC%E7%9B%AE%E9%8C%B2.pdf


by reijiyam | 2017-05-28 04:56 | 蔵書 | Comments(0)

孫思賓等三十七人造像記


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  あまり図版がない、東魏の造像記の拓本写真をだしてみます
浮き彫りも面白いので、悪くないものです。

孫思賓等三十七人造像記 興和2年12月9日(ACE540)

by reijiyam | 2017-05-28 04:49 | 蔵書 | Comments(0)

墳壇刻石2種

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曲阜にある墳壇刻石二種の拓本はひどく摩滅して読みにくいものが多いのです。
希な旧拓を昔、複製していただいたことがありますので、それを紹介しておきます。


by reijiyam | 2017-04-10 08:09 | 蔵書 | Comments(0)