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印材三種


鶏血二種と黄寿山の薄い板一種、こう小さいと実用にはならず、石の見本というか、観賞愛玩用というか、極めて趣味的なものでしょう。
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by reijiyam | 2019-05-21 07:46 | コレクション | Comments(0)

孔固亭鑑真/孔固亭眞蹟法書

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中村不折のご子息:中村丙午郎氏の編集によって出版された、モノクロコロタイプの所蔵品墨蹟選集だが、
全貌の目次があまりなくて、どういうものが出版されたのかよくわからない、という事態だった。今はどうかしらないが、念のため、当時の出版広告と、国会図書館にある書誌を出しておく。

孔固亭眞蹟法書
中村丙午郎 輯 昭和九年至十年 東京孔固亭眞蹟法書刊行會 影印 13册

1. 漢老女人經 魏譬喩經 晉王獻之地黄湯帖
2. 梁蕭偉書摩訶般若波羅蜜經卷十四 唐賢首國師書尺牘
3. 顏眞卿告身帖 唐 顏眞卿 書
4. 唐撫晉帖月儀 楊凝式神仙起居法
5. 蔡襄書謝賜御書詩
6. 趙子昂書送李愿歸盤谷序 元 趙孟hu書
7. 梅道人墨竹譜艸書
8. 虞集詩書 明賢尺牘
9. 文徴明千字文 明 文徴明 書
10. 文三橋草書詩卷
11. 張瑞圖書後赤壁賦
12. 董其昌書詩卷尺牘
13. 王鐸書草書詩卷
以上

by reijiyam | 2019-05-12 09:31 | 蔵書 | Comments(0)

ゲント美術館の討論会 第2ヴァージョン

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4月30日にアップしたゲント美術館での討論会は、討論部分が各人にわかれた記事をもとにしたので、
「討論」というニュアンスが減殺されていた。
artdaily記事は、そういう点をとりいれていたので、それを多少とりれて、記事を再構成した。
BRCPは2010年にボッスの全作品の包括的研究のために組織された。最新の技術に基づき、標準化された手法と比較可能な条件によって、ほとんどのボッスの作品を調査した、6年の研究成果は、2冊の本に結実している。また、BRCPの成果が、北ブラバント美術館での特別展である。
 BRCPは、他の研究者がボッスの作品だとしている2、3の作品を排除した。たとえば、ゲント美術館の有名な作品である「十字架を担うキリスト」をボッスの作品でないと、BRCPの研究者たちは、結論づけた。これは2005年のことだったが、ゲント美術館の担当者は、性急な結論を避けて、討論会を2006年の北ブラバント美術館特別展開催後に延ばした。  討論会のスピーカーは、
・Jos Koldeweij (BRCP)
・Griet Steyaert (independent art historian and conservator)
・Maximilian Martens (Professor at the Unversity of Ghent)
・Paul Vandenbroeck (academic researcher at the Royal Museum of Fine Arts in Antwerp)
200人の一般聴衆を集めて公開討論会が開催された。

Jos Koldeweij : ボス絵画の下書きは、通常は完成した絵画とは違っている。「十字架を担うキリスト」 の下書は細部まで絵画と一致している、 BRCPによれば、これは別の画家であることを示している。

Maximilian Martens :  しかし、多くの下書き素描が画家の工房では使われているものだ。ラファエロやブリューゲルは、いくつかの様式の下書きを使っているが、それらの作品はすべて真跡とされているものだ。その上、BRCPは、第3の全く異なった下書き様式の作品をボスの真跡としているではないか。なぜこれを真跡として、「十字架を担うキリスト」を排除するのか?

BRCP:「十字架を担うキリスト」に使われた手法は、他のボスの作品には使われていない。BRCPは、人物の耳の形を複数のボスの作品で比較した。「十字架を担うキリスト」の耳の形は、明らかに他のボスの作品とは違う。

Griet Steyaert:これは、、異なる大きさの絵で比較している。。その上、BRCPが使った「十字架を担うキリスト」の中の1つの耳は破損して補筆したものである。

Jos Koldeweij : 耳だけを比較したわけではない。それはひとつの例だ。手や顔の表現にも同様の違いがある。

PAUL VAN DEN BROECK:ボスの構図にはヴァリエーションが大きい。このことが「十字架を担うキリスト」の特異性の説明にはならないだろうか?


JOS KOLDEWEIJ :: ボスは、確かに多くの様式を使っているのは事実である。しかし、ボスは彼の時代のコンテキストの中で仕事をしている。非典型的な「十字架を担うキリスト」は、多様性の中の1つにしては奇妙に見える。それはカリカチュアすぎるし、精細すぎる。

Griet Steyaert: 他のボスの作品にも同じことがいえるのでは??


PAUL VAN DEN BROECK::我々はボスの作品をその全体として知ることはできない。このために、非典型的な作品を既知の作品からの限られた視点の外においてしまう危険がある。ボスが制作した作品の2%しか残ってないと、信じられているのだから。

Griet Steyaert::  技術的な証拠から、「十字架を担うキリスト」をボスの作品でないと主張するのは不可能だ。例えばBRCPはこの絵は額縁にいれて描いたものではない、それは、塗ってない周辺部もないし、額縁のすぐちかくの画面の下地や彩色層が暑くな る現象(berbe bearedtという用語があるそうだ)がないからである、と主張している。これはこの絵が1525-1530以降 に制作されたことをしめしている、と主張している。しかしながら、Griet Steyaertは、これは証明だと考えない。ブリュージュの「最後の審判」 にもゲントの「聖ヒエロニムス」の画面にも同様な特徴のある部分がある。これは、長い年月の間に絵の周辺部が切断されたからである。これはBRCPは矛盾しているではないか、、

結局::
JOS KOLDEWEIJ は、断固、「十字架を担うキリスト」はボスの他の絵画と似ていないと主張した。、
他のスピーカーは、むしろ似ている。特にロンドンの「茨の冠」とブリュージュの「最後の審判」がよく似ていると主張した。

【artdailyになかった情報】
 **複数のニュースソースから当方が推測***
 古い時代に周囲を切り落として縮めているから縁の盛り上がりなんかそもそも存在しない。オリジナルの縁があればある額縁におおわれた彩色しない木材部もありません。だからRoyal Institute for Cultural Heritage によって、1956-57年に修理しておりに、木をまわりに補って額縁にいれることになったのです。したがってオリジナルの材木の木口がみえず、年輪年代法が使えない状態です。
【artdailyになかった情報 終わり】

ゲント美術館の結論
ボッスの絵画と素描は、伝張的に別々に研究されてきた、そこをついたのがBRCPの美点である。その上、最近は研究成果はすべての人にネットで公開されている。加えて、聖ヒエロニムスが美しく修理されたのもこのプロジェクトのおかげであった  「十字架を担うキリスト」の画家がだれであるか議論されたのは、これが最初ではない。四〇年以上もまえからあった。あらゆる文献とここでの討論に基づき、この絵は西洋美術の歴史のなかで最も幻惑的な作品の一つであるに違いないと、当美術館は強調するものである。
   BRCPは「十字架を担うキリスト」を1530-1540年ごろにボッスの原画に基づいて制作されたコピーだと判断した。討論会出席の他の専門家や当美術館にとっては、この絵がボッスの手になるものとする十分な証拠があるものと考える。当美術館 館長Catherine de Zaegher は「美術館の説明版はボッス作のままにする」。同時に、美術館は、近年の研究をふまえた盗作品の修復計画をたてる。言い換えれば、討論はまだ終わっていない。




by reijiyam | 2019-05-04 14:46 | ニュースとエッセイ | Comments(0)