カテゴリ:コレクション( 20 )

倣古玉印


清末?の倣古玉印の写真を紹介します。印面は「長樂」という無難な文字になっておりますね。
21x21mm印面
高さ17mm


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by reijiyam | 2019-05-26 11:24 | コレクション | Comments(0)

印材三種


鶏血二種と黄寿山の薄い板一種、こう小さいと実用にはならず、石の見本というか、観賞愛玩用というか、極めて趣味的なものでしょう。
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by reijiyam | 2019-05-21 07:46 | コレクション | Comments(0)

瓢箪の筆筒

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 この小さな筆筒は、主要部分が瓢箪でできている。口縁と底+台座が紫檀で、中央部分の円筒は瓢箪である。 高さ10cm 、 径5cm (紫檀台座の最大径)。

  むろんこういう円筒型の瓢箪が自然なわけがなく、円筒型の型にいれて成長させることでつくるのである。
 さらに、型の内部に凹凸を彫ったり転写したりすることによって、瓢箪の表面に模様や絵をうきだたせる方法もある。この筆筒もそういう方法で山水模様をつけたのかと思っていた。 私は、これを「瓢箪を鋳造する」と称したものだ。まさに青銅器の鋳造方法によく似ているから。
 しかし、最近 瓢箪工芸の専門書 王世ジョウ「中国葫蘆」上海文化出版社、1998 を読んでいたら、どうも違うのではないか? そうではなく「押花」という技法を使っているようだ、と思いなおした。この「押花」というのは、瑪瑙や象牙などの道具で瓢箪の表面を押して線を表す方法で、彫刻と違って表面の皮を切ったり削ったりするわけではないという技術である。確かに鋳造法にしては細かい線がありすぎる。あるいは概略は「鋳造」で模様をつくって細かいところは「押花」をしているのかもしれない。
「鋳造」する方法では、下の別記事にあげた作品のように丸い感じの線になる。

康煕賞玩 瓢箪パレスボウル

https://reijibook.exblog.jp/15302128/
 この本には清末民国初ごろの「押花」の名人 陳錦堂の作品の図版があるが、かなり似た感じである。そうすると、この瓢箪も中華民国時代とみたほうがよいかもしれない。
  しかし、この色や技法の感じは、雍正時代の張希黄の留青の作品や、乾隆時代の貼黄作品と近いものがある。清朝後期の時代のセンスを受けているんだろうか??


by reijiyam | 2019-04-29 07:57 | コレクション | Comments(0)

緑端筆洗

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  文房四宝展の出品リストには、硯の材質が書いてない。まあ、端渓石が多いんだろうと思います。金星なんとか、は歙州硯だろうとはおもいますが。。
  広東省の端渓石には緑色のものもあって、緑端渓とよばれています。緑端と略されることも多い。端渓の中心地から少し離れたところから採れるもののようですね。緑色の石というと、全く硯としてはどうしようもない五台山硯なんかありますが、緑端渓は、硯としても結構優秀なようです。山東省の緑石というのもあるようで、これは結構使えるようです。松花江緑石というのも有名ですが、清時代の本物は官作なので市場には全くなく、中華民国以降、最近制作したものは多少あるようですね。

  この緑端で作った古めかしい筆洗をずっと使っているので、ここでちょっと紹介してみます。
長径約8cm 高さ約3cmのものです。
  まあ、荷葉型というものでしょうか。現在でも作られているようですが、大きすぎるみたいですね。これくらい小さいほうが使いやすい。



by reijiyam | 2019-04-14 09:39 | コレクション | Comments(0)

昭和蘭亭会 詩箋


1973年 大阪での昭和蘭亭会を開催されたときに、日本書藝院が企画して、たぶん中国に発注して製造した詩箋(便箋)である。田中角栄訪中の一年後だから、発注もそうむずかしくなかったと思う。
  蘭亭展に参加したわけではなく、偶然、購得しただけである。珍しいのであえてあげてみた。
  どちらも、王羲之観鵞図である。
  ただ、横長の詩箋の題が「羲之浴鵞」となっているが、「浴鵞」というのは、なんか変だと思う。普通は観鵞とかだと思う。

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by reijiyam | 2019-04-13 15:28 | コレクション | Comments(0)

墨精


詹大有の「墨精」墨1対の一本、75mmx11mmx9mm ものすごく細く小さい角柱である。光沢のある表面・剥落したらしい珠のあとの穴、などをみると、まあ良いほうだと思う。側面には「詹大有監製」頭には金泥に「乾行氏」背面には金泥の長方形面に「詹大有製?」という文字が入っている。試墨してみてもまずまず良かった。

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by reijiyam | 2019-04-11 07:19 | コレクション | Comments(0)

楚石



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 湖南省の楚石の印材をだしてみる。造形もまた、寿山石とは違っていて、こういう一風変わったものが多いようである。下部は円柱になっている。 高7cm 底面直径22mm

 これは、緑色が濃くなって真っ黒になっているものらしく、よくみるとかすかに緑がかっている。陶磁器の天目釉が藍色が濃くなって黒くなっているようなもので、炭の黒とは違う。文献どおりやたらと重い。また紫がかった褐色のむらむら、細かい結晶体も散在する。
  照明と背景を変えることによって、真っ黒じゃない写真も写すことができたので、紹介しておく。

  ただ、つまみの動物のところが割れていてつなぎなおした傷物ではある。たぶん祖父の遺産だと思う。うちのものはとりあつかいが荒っぽいのでずいぶん傷つけてしまっていた。これだから古美術に関心のない人は怖い。
  楚石の本物というのは珍しいものらしい。黒い石印材というのは他にもあるので間違い易いということもあるらしい。


by reijiyam | 2019-04-09 07:43 | コレクション | Comments(0)

時其吉 竹刻漁翁図筆筒

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時其吉 竹刻漁翁図筆筒
高11.5cm
竹彫 乙丑だから  嘉慶10年 1805年の作品

 時其吉 字大生。生卒年不詳,時鈺之子,江蘇嘉定人(今上海市)。嘉慶ごろの人? の作品のようだ。
  本当は誰の彫刻なのか?ずっと疑っていたが、香港の中国工芸の大蒐集家:關善明 Kwan collection のコレクションを香港大学で展覧した際の図録
《虛心傲節:明清竹刻史話》,香港大學美術博物館出版,2000 年
に下記のような刻のある筆筒があり、筆法もそっくりなので、一応これでよいと思う。
關善明と私 双方が騙されたというなら、まあ、しょうがない。



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by reijiyam | 2019-04-07 09:42 | コレクション | Comments(0)

佩玉の孔

 

ジェシカ ローソンさんが、
>玉器の写真を撮るのは極端に難しいし、、

と言っていたこともあり、中国の古玉を撮影してみました。

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35mmx30mmx5mm弱(厚み)
 これは、中心の薄い繋ぎ部分に、更に長い孔があいているという超絶技巧で作ってあるんですね。
私は、これは、厚い原材料にまず孔あけてから、薄く磨きだしたんじゃないかなあ?と思っています。

 洛陽中州路 東周墓からの出土品に類品があるようです。紀元前200-300年ごろかな。

この孔を撮影していたとき、うっかりこの古玉を取り落としてしまい、真っ青になりました。
幸いダメージが小さかったのか、ヒビも割れもなかったので、安堵しましたが、こういう事故が起こりうるから、他所に貸すときは、慎重になるんだなあ、と自分のことを反省しながらそう思ったものでした。
  玉の鑑別のため、打ち合わせて音を聴くなんて動画がありましたが、古玉の場合は、以ての外の蛮行だと思います。

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 斜めから光線をあてて光らせるとこの玉の形や線がようやくわかるんですね。
 まっすぐ撮影したら一番上のように模様がみえないんですね。


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by reijiyam | 2015-03-18 12:59 | コレクション | Comments(0)

司馬秀谷  赤壁賦図

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もともと香港のコレクターから出た小品書画の一つ

右端に特徴的な帽子を被った人物が川を隔てて崖をみているから、

これは「蘇軾 赤壁賦 図」の定番の図像なので、一応そういう風に題名をつけてみた。

題字は、[配法在荊岡巨公間竹一三兄以為得毫末否 秀谷 鐘]


司馬鐘 字 秀谷 という人で水利関係の役人をやったことがあるらしいが、画で食っていた人らしい。

橋本コレクションに、墨竹が1点ある。

台北の國立故宮博物院に道光24年の扇面(1844)
があるから、そのころの人だろう。
  http://catalog.digitalarchives.tw/item/00/60/73/9f.html
by reijiyam | 2015-03-08 11:28 | コレクション | Comments(0)