カテゴリ:蔵書( 142 )

寒食帖の表紙

蘇軾の寒食帖の古い複製は、どうも当時の表紙装幀を再現しているようだ。これが今亡失している可能性があるので、今、ここで紹介しておきます。

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by reijiyam | 2014-11-11 10:00 | 蔵書 | Comments(0)

法蔵尺牘 賢首大師尺牘

法蔵尺牘というものがある。 賢首大師尺牘ともいう。
唐の  賢首大師が新羅にいる弟子の義湘に送った手紙で、ごくわずかしか残っていない初唐の有名人の墨跡の一つとして貴重なものである。ところがこれの画像としては、昔、当方が紹介したことがあり、その後小林堂さんのブログでも紹介されている
http://blog.livedoor.jp/shorindo1/archives/50259126.html

天理図書館に現在はあるようだ。
実物はみたことがない。

59年前の書品62号(昭和30年9月)で西川寧博士が細かく研究していたが、それ以後あまりみるひともいないようだ。

この手紙のコロタイプ巻子本が貧架にある。おそらく林朗庵のところにあったときに制作されたものだろう。
一応、全貌をあげてみる。ただ、この後ろに元時代の有名人の跋がどっさりついているが、さしあたりは省略する。

「蓋」の字なんか集王聖教序によく似ている。

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by reijiyam | 2014-03-18 10:08 | 蔵書 | Comments(0)

王羲之 遊目帖


 昭和20年 広島原爆で焼亡 消滅した  王羲之 遊目帖 の影印は、本体だけのものが多く、前後のイメージは、稀覯であるので、ここに提供します。

 大正蘭亭会のとき、博文堂が印刷したもの。


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by reijiyam | 2014-01-13 13:06 | 蔵書 | Comments(0)

内藤湖南の王羲之跋


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  内藤湖南が王羲之の喪乱帖孔侍中帖のコロタイプ複製のあとに書いた跋です。
 これは国華社が作った古い複製のために書いたものなので、その後は、あまり知らない人が多いのではないかと思います。
by reijiyam | 2013-12-29 14:09 | 蔵書 | Comments(0)

馬姜墓誌

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戦前では、中国最古の墓誌とされて、趙萬里の著録 漢魏南北朝墓誌 にも細かく記録された

ACB106の「賈武仲妻馬姜墓誌」である。

いまでも女性の墓誌としては一番古いらしい。


あまり良い拓本イメージをみかけないので、羅振玉の印のある羅振玉監拓本のイメージを提供する。

原石は遼寧省博物館にあるらしいが、かなり摩滅してしまっているようだ。


この、馬姜 という女性、同名の人が最近マンガにでているらしいが、寡聞にして同じ人であるかどうかは不明である。
by reijiyam | 2013-10-14 14:21 | 蔵書 | Comments(0)

鮑燕造塔記

これは、北魏 太平真君3年(ACE442)の小さな石塔の台座に彫られたものです。
鮑燕造塔記 この「燕」という字はほんとにこう読むの?この読み方には色々異論があるようです。

北魏のごく初期の石刻文字は意外と少ないので珍重されています。この石の台座の現物は東京鶯谷の台東区書道博物館にあります。
http://www.taitocity.net/taito/shodou/

この拓本(上)は、中国にあったころにとられたものらしく、かなり濃くハッキリとっています。

一方、書品138号 昭和38年3月 掲載の図版(下)は、ちょっと薄くとっているせいか摩滅が進んでいるのかやや読みにくいものになっています。

西川寧氏が注目していたこともあり、ちょっと珍しいと思って紹介してみました

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by reijiyam | 2013-07-14 09:28 | 蔵書 | Comments(0)

薦季直表

ずいぶん前、
薦季直表 墨跡 http://reijibook.exblog.jp/886183/
で、紹介したものだが、写真をとりなおしたので、全貌を紹介しておく。

これは、壮陶閣法帖に挟まっていた1枚の写真を王壮弘 氏(1931-2008)が発見したもので、上海書画出版社の「書法」1984年第6冊の特別別刷り附録。


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by reijiyam | 2013-05-29 10:20 | 蔵書 | Comments(0)

残本・零本・端本・不全本 その1

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  まえ、宣和畫譜で欠失部を補う修理の例を出した。
抱残守欠 宣和畫譜 http://reijibook.exblog.jp/16049458/

しかし、全くの、零本、何十冊のうち1冊だけ残った本でも、結構面白いので持っている。このようなものは古本としては絶対売れないので、かえって純粋な楽しみで読書できるものだ。


御定歴代題畫詩類 第32-41、故実類
 どうもこれは、乾隆内府精刻本というものらしい
  内府本にしては地味な竹紙である。
  24.5x16cm

  全120巻 冊数としては20冊ぐらいのものの1冊だけがある。


  古画の題跋や賛を集めてあるのだが、現実に絵画本体にあたったわけではなく文献から集めたもののようにみえる。
  絵画本体が模写や偽作である可能性もあるのだが、歴史のある時点でそういう絵画があったという想像の資にはなる。


 
by reijiyam | 2012-08-22 09:19 | 蔵書 | Comments(0)

俵屋宗達の資料

一条兼遐書状( 後水尾院勘返状)』の出現は、戦後すぐでした(森暢「宗達の一資料」『大和文華』第一号  昭和26年6月::

寛永7年。一条兼遐が後水尾天皇に少年の元服についてと宗達に注文した屏風のことを質問し、天皇が禁中の後文庫から返事を手紙の上に書いておくりかえしたものである。昔の手紙ってメールの返信みたいだね。

その後、あまり宗達の良い資料がでていないようだが、この書状にある 楊梅図 あるいはその模写本が残っているという記録が  林進::日本近世絵画の図像学 にあるらしい。。

ただ、この手紙の図版は実はあまり良いものはない。大和文華』第一号のものからイメージにしておきます。

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by reijiyam | 2012-06-27 09:53 | 蔵書 | Comments(0)

佛足石歌碑の拓本

 日本古代の金石の拓本にも、重刻というか偽物というか、そういうものが結構あるようだ。
 佛足石歌碑 の拓本はもっていないんだが、古い石印の原寸大 複製がある。もちろんこの複製自体が偽物ってことも考えられるが、最近、できの悪い偽物のようにみえるものをネットでみたので、ここで、同じ場所を並べてあげてみる。こっちは手で模刻したものではなく、写真技術を併用したんじゃないかなあ、と思った。
 文字や線はそっくりだが、石の凸凹による濃淡・影がない。

   
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by reijiyam | 2012-06-09 20:18 | 蔵書 | Comments(0)