カテゴリ:蔵書( 152 )

商三戈

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二玄社  書跡名品叢刊の金文集1 殷周の最初に折り込みではいっていて、印象的だったのが、この武器 の刃に鋳造

した文字でした。
 昔、東京で偶然この拓本を購入することができてうれしく思ったものです。今は原物は遼寧省博物館に入っておりますが、戦前は羅振玉の所蔵でした。河北省易都から出土したという伝えられています。この拓本にも、羅振玉の印、拓本制作者の印が押してあります。この3個の刃にある文字は、人名の羅列のようなので、なんらかの系図系譜を記録したものではないか、とされています。ただ、読むためには通常の方向とは逆に、戈を上下逆さまにしないといけません。これを贋作の証拠とみることもできますが、かなり鑑識にうるさい人もちゃんと収録しておりますし、こういう武器に施した銘文の場合、かなり異例というか、大丈夫かなと思うようなもの(奇字が刃全面にほどこしてあるようなもの)すら考古学的発掘で出土してますので、まあいいのかな、と思っております。


by reijiyam | 2019-08-08 08:51 | 蔵書 | Comments(0)

魯孝王刻石 五鳳二年刻石

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魯孝王刻石、または五鳳二年刻石と呼ばれている石碑というより定礎石のようなものがあります。今は山東省曲阜にあり、金時代の跋が石の横に掘ってありますので、金時代明昌2年出土です。 その後、ずっと曲阜にあったのかどうかはともかく、乾隆時代の両漢金石記には緒録されてますし、伊へいじゅの臨書もありますし、ずいぶん古くから有名なものだったようです。実際、乾隆以前だと、年代がちゃんと入っているほんとうの前漢の石碑文字はこれしかなかったようです

石そのものの写真もネットにありました。

論古|名蹟探訪014:五鳳二年刻石
http://ronko.jp/series/image/tanbou_014_05.jpg

奈良在住のsouu-3  様
山東省「摩崖刻石・碑林群 特別鑑賞の旅」
http://www1.kcn.ne.jp/~souu/tyuugoku.htm

 手ごろな大きさですし、拓本もよくとられたようで多数、流布しているようですが、例によって翻刻・偽物があるようですね。校碑随筆によると、揚州八怪に数えられる高鳳翰が作った木の模刻もあるそうですね。他にも数点以上あるんじゃないかなあ。
  上のは貧架所蔵のもので、そう古い拓本ではないのですが、まあ本物のようですね。
五鳳二年刻石 | 淑徳大学
https://www.shukutoku.ac.jp/shisetsu/takuhon/cat1972/s3-11.html
のものとおなじようなものです。

  次のは、友人の友人の方がもっていらしゃる旧拓からモノクロコピーしたものを、更にイメージにしたものですが、商ショウソなどの書き込みもある名品でした。ただ、少し虫食いがひどかったな。


次は、北京故宮博物院にある「明拓」というものです(ref1)が、ここまで濃く墨をドシャドシャにいれてしまうと本物かどうかさえわからなくなりますね。

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次に、偽物、模写、コピーを3つほどあげてみます。
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REF. 中国美術全集編集委員会 中国美術全集  書法篆刻編1 商周秦漢書法 ,1987



by reijiyam | 2019-07-28 11:14 | 蔵書 | Comments(0)

陽三老食堂題字



  最近、翻刻拓本を多くみかけるので、伊藤滋さんの本も参考にして、真本間違いないと確信した拓本イメージを提供します
延平元年(ACE106)
 Ref  伊藤滋、漢三老諱字忌日記 付 漢隷四種、木鶏室金石拾遺第1集、1983


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by reijiyam | 2019-07-13 16:33 | 蔵書 | Comments(0)

孔固亭鑑真/孔固亭眞蹟法書

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中村不折のご子息:中村丙午郎氏の編集によって出版された、モノクロコロタイプの所蔵品墨蹟選集だが、
全貌の目次があまりなくて、どういうものが出版されたのかよくわからない、という事態だった。今はどうかしらないが、念のため、当時の出版広告と、国会図書館にある書誌を出しておく。

孔固亭眞蹟法書
中村丙午郎 輯 昭和九年至十年 東京孔固亭眞蹟法書刊行會 影印 13册

1. 漢老女人經 魏譬喩經 晉王獻之地黄湯帖
2. 梁蕭偉書摩訶般若波羅蜜經卷十四 唐賢首國師書尺牘
3. 顏眞卿告身帖 唐 顏眞卿 書
4. 唐撫晉帖月儀 楊凝式神仙起居法
5. 蔡襄書謝賜御書詩
6. 趙子昂書送李愿歸盤谷序 元 趙孟hu書
7. 梅道人墨竹譜艸書
8. 虞集詩書 明賢尺牘
9. 文徴明千字文 明 文徴明 書
10. 文三橋草書詩卷
11. 張瑞圖書後赤壁賦
12. 董其昌書詩卷尺牘
13. 王鐸書草書詩卷
以上

by reijiyam | 2019-05-12 09:31 | 蔵書 | Comments(0)

古梅園墨譜 後編

文房四宝にちなんで、古梅園墨譜 後編 安永二年の発行 
を紹介してみます。前  南京(奈良)八景墨紹介したときは、画像の質がよくなかったので、少し改良しました。

貧架にあるのは、不全本4冊ですが、本来は五冊本で
序・天・地・玄・黄いう5冊本です。ただ、絵があるのは、天・地だけで、天は「唐方式」(中国風の墨)、地は「和方式」(日本風の墨)のはずなんですが、唐方式の中に仏足石墨なんかが入っています。江島碑墨とか鎧を模した墨なんかは確かに和風ですけどね。 玄・黄は題賛だけなんですが、そのなかに若冲の拓版画みたいに拓本を模倣したような刷りかたをしたものがはいっています。全部がそうではなく極一部が下のような拓本風のつくりになっています。
収録してある墨見本のなかでは、南京(奈良)八景墨なんて、今だしてもうけるんじゃないかなあ。と思っています。

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by reijiyam | 2019-04-24 07:04 | 蔵書 | Comments(0)

永寿2年3月壺

中村不折が愛した漢時代の漆書がある壺だが、この前書道博物館に行ったときは展示されていなかった。
台東区のサイトの紹介は、
https://www.city.taito.lg.jp/bunkasinko/virtualmuseum/shodo_01/004/index.html

法書会の書苑に、文字を展開図的に影印したものがあるので紹介する。
書苑第5巻-2  大正4年4月5日 、 1915
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by reijiyam | 2019-04-03 10:27 | 蔵書 | Comments(0)

屏風書と新選類林抄


大正6年6月5日刊行の法書会 書苑 第7巻第八号に、松田南溟が書いた論文は、意外としられておりませんので、ここで、画像で全部紹介することにします。実は今のチャイナのネットでさえ、平気で李成民の書とか太宗皇帝のなんとかとか戯言書いてあります。百年前の論文で既に論破されているのにね
「唐太宗屏風書は太宗の書に非ずして新選類林抄の書者と同一なるを論ず」
新選類林抄(右イメージ) は国宝の草書書巻で京都国立博物館にあります。
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/207460
http://www.emuseum.jp/detail/101069/000/000?d_lang=ja

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屏風書 拓本



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by reijiyam | 2019-03-17 15:30 | 蔵書 | Comments(0)

米元章 樂兄帖

米元章 樂兄帖の画像を大東美術からイメージにしました。
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by reijiyam | 2019-03-13 07:40 | 蔵書 | Comments(0)

エイ鶴銘

最近、気になっていた「エイ鶴銘」の良質な拓本カラー図版が

道教の美術  2009年~2010年、大阪・東京(三井)・長崎で天覧された巡回展の図録

に収録されていたので、紹介する。所蔵先がわからないので、個人蔵じゃないかと思う。

ひとつは、切って册に装幀されたもの、一つは全景をみせる全套である。

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by reijiyam | 2019-02-24 08:30 | 蔵書 | Comments(0)

小字麻姑仙壇記

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小字麻姑仙壇記の神州大観影印本を紹介します。今は、エルスワース旧蔵の3種合册の最初の1つになっているようですが、この時点での姿は、この写真でしかわからないようですね。最後の跋は行方不明になっているようですし、呉榮光の跋も行方不明になっているようです。

ソース;;神州大観第二輯(1913、上海、神州國光社


by reijiyam | 2019-01-12 08:34 | 蔵書 | Comments(0)