孝女曹蛾碑 翰香館法帖

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翰香館法帖の新拓は、一昨年、偶然安価に入手したが、これはその中の孝女曹蛾碑である。
去年、台東区書道博物館でみた「宋拓孝女曹蛾碑」に,ひびの跡を除くとそっくりである。書道博物館本は、翰香館法帖の初拓ではないだろうか?清代や民国期に、明時代の法帖の端本を宋拓と称して題をつけ高く売ろうとした例が,晋唐小楷には特に多数あり、その名残が現在まで残っていることを伊藤先生から聞いたことがある。
翰香館法帖の原版は、完全ではないが36枚の木板が山西省晋祠に残っている。元、太原の傅公祠から運んだものだという。小生購得のものは、山西の文物商店で、おみやげとして売られていた拓本のようである。
by reijiyam | 2007-04-10 11:13 | 蔵書 | Comments(0)
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