五星二十八宿真形図巻


五星二十八宿真形図巻は、大阪市立美術館の阿部コレクションの中でも有名なものですが、現在では、位置づけが難しくあまり研究はされていないようです。
むしろ、中国や台湾のほうが注目してるかもしれないなあ。

大阪市立美術館には、ちゃんとした画像や解説がないのに、台北 の 國立故宮博物院で大阪市立美術館の書画を貸し出した展覧会サイトのほうが詳しいし、良い画像がでているという状態です。

Wikimedia にも中国人が出してる 五星二十八宿真形図巻Wikimedia)この絵の古い模写本がどうも日本に入っていたらしく、江戸時代の画家が模写本から更に模写して作った模写本が残っています。これは栃木県立博物館にあるはずのもので、「道教の美術」のカタログにのっています。ただ栃木県立博物館サイト
には画像どころか言及すらないので、「道教の美術」から、粗略ながら、イメージを作成してみました。大阪市立美術館のものでは失われている後半の図像が完備してます。下野那須八幡宮宮司がもっていた模写本がもとになった谷 文晁の模写本なんだそうです。

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by reijiyam | 2022-09-18 10:29 | 蔵書 | Comments(0)
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