文房四宝にちなんで、古梅園墨譜 後編 安永二年の発行
を紹介してみます。前 南京(奈良)八景墨紹介したときは、画像の質がよくなかったので、少し改良しました。 貧架にあるのは、不全本4冊ですが、本来は五冊本で 序・天・地・玄・黄いう5冊本です。ただ、絵があるのは、天・地だけで、天は「唐方式」(中国風の墨)、地は「和方式」(日本風の墨)のはずなんですが、唐方式の中に仏足石墨なんかが入っています。江島碑墨とか鎧を模した墨なんかは確かに和風ですけどね。 玄・黄は題賛だけなんですが、そのなかに若冲の拓版画みたいに拓本を模倣したような刷りかたをしたものがはいっています。全部がそうではなく極一部が下のような拓本風のつくりになっています。 収録してある墨見本のなかでは、南京(奈良)八景墨なんて、今だしてもうけるんじゃないかなあ。と思っています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by reijiyam
| 2019-04-24 07:04
| 蔵書
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