法蔵尺牘というものがある。 賢首大師尺牘ともいう。
唐の 賢首大師が新羅にいる弟子の義湘に送った手紙で、ごくわずかしか残っていない初唐の有名人の墨跡の一つとして貴重なものである。ところがこれの画像としては、昔、当方が紹介したことがあり、その後小林堂さんのブログでも紹介されている http://blog.livedoor.jp/shorindo1/archives/50259126.html 天理図書館に現在はあるようだ。 実物はみたことがない。 59年前の書品62号(昭和30年9月)で西川寧博士が細かく研究していたが、それ以後あまりみるひともいないようだ。 この手紙のコロタイプ巻子本が貧架にある。おそらく林朗庵のところにあったときに制作されたものだろう。 一応、全貌をあげてみる。ただ、この後ろに元時代の有名人の跋がどっさりついているが、さしあたりは省略する。 「蓋」の字なんか集王聖教序によく似ている。
by reijiyam
| 2014-03-18 10:08
| 蔵書
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