よくみる図版だが

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  漢文関係の本、論語とか十八史略とか孫子などの本の表紙や図版に、昔は、しばしばこの画像石?の拓本がのったものだ。ところが、この拓本、原石がどこにあるのかわかならいし、まともな拓本自体少ないようだ。どうやら 古い時代の「漢画」などの石印図録になっていたので、結構流布したが、孫引きをくりかしているうちに、もとは何なのかわからなくなっているということらしい。拓本で測るとサイズは高さ16cm長さ35cmぐらいである。たぶんサイズすらしられていないと思う。
  清時代末期に、北京の骨董屋 尊古斎にあったものだ。
 どうも画像石でなく画像セン(レンガ)であるという伝承があるようだ。ただ、こういう画像センってあまりみたことがないな。

 
by reijiyam | 2011-09-23 11:19 | 蔵書 | Comments(0)
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