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間違えてる器形拓

 中国清代後期に 僧侶:六舟達受が開発したという、器形拓という拓本のとりかたがある。
一種の絵画なんだが、古器物の各部分を拓本にとって、それを組み合わせてその古器物の絵のようにしたてる。全部を真っ正直に拓本にとるのは無理であるから、あちこちごまかしてなんとか形をつけるわけである。なかには、器物がないのに拓本だけそれらしく作って売るという荒技もある。これも偽物と思えばともかく、独自性のある芸術と読み替えることもできよう。伊藤若冲は拓本で絵画をつくる拓画などを提唱したこともあるようだ。
 私のHPの頭に使っている器形拓は、元オリンピック委員会IOC会長ブランデージ氏のコレクションにあった青銅器の爵である。

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ところが、現物の写真と比較してみると、



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微妙に組み合わせが間違っている。
画像ソフトで訂正すると、

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器形拓は組み合わせによって作っている証拠でもある。
by reijiyam | 2011-09-03 15:18 | ニュースとエッセイ

拓本とその流転

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香港中文大学、旧三井文庫からもレンタルするようです。前は、東京国立博物館と台東区立書道博物館の所蔵品を並べるだけだったんですけどね。
特集陳列「拓本とその流転」
  展示場が平成館の企画展示室という、入り口右の廊下のわきみたいなとこなのでイマイチですが、結構意欲的な展示です。今回、めざましいのは、香港中文大学所蔵の順徳本 西嶽崋山廟碑 宋拓本でしょうか。これは、たぶん現存の四本のなかで一番古く精密な拓だと思います。

 また、めだつものとしては、大阪市立美術館  岡村師古齋コレクションの天発神シ碑の大きな全套本でしょう。これは当時借家一軒分の値段がしたそうです。ま、そうはいっても台東区書道博物館に出る三井文庫の石鼓文は、もっと高かったはずですね。


 これでみると、全くみてないのは香港中文大学所蔵の順徳本 西嶽崋山廟碑と夏承碑ぐらいかなあ。国内のは一応は過眼しているようです。
 東京長崎往復五万ぐらいかかるからなあ、、東京在住なら2,3度はいったでしょうが、迷うところです。

 イメージは展示される九成宮ライ泉銘:犬養木堂旧蔵で、金で印が押してあるのも珍しい。
次が、これも展示される江川碧潭 寄贈の宋拓十七帖:これはかなり古い感じですがちょっと細めですね。


  
by reijiyam | 2011-02-27 09:01 | 日記