昭代名人尺牘二十四卷

昭代名人尺牘二十四卷 ,これは西冷印社の石印本が普及しているらしいので、
原拓の法帖は意外にないようです。日本の公共図書館にはないようですね。
二十四卷を区別する版の番に王維の詩
田園楽  其六    

桃紅復含宿雨   桃は紅にして 復た宿雨を含み
柳緑更帯春煙   柳は緑にして 更に春煙を帯ぶ
花落家僮未掃   花落ちて家僮掃はず
鴬啼山客猶眠   鴬啼きて山客猶ほ眠る

を使っています。24文字別ですし、順序もしめすことができるのでいいのですが、
装丁する人がよくわかったなあ。これは、「掃」ですから18巻です。
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# by reijiyam | 2005-12-22 21:44 | 蔵書

幹香館法帖の黄山谷

幹香館法帖は、山西省に原版があるようで、新拓が日本にも少しはいってきています。
この黄山谷は、その1部ですが、あまり他ではみないものです。まあ、明末清初の選択ですし、贋作である可能性もあるわけですが、そうめちゃくちゃなものではないと思います。エリオットやメトロポリタンのがっかりするような黄山谷よりはましかもしれません。
黄山谷では大きい字の草書は比較的珍しいものですので、あげてみました。
なにせ、最近影印はあるといっても、みることのできる人はすくないでしょうから。
また、木の割れ目を淳化閣帖でうるさくいわれる「銀錠」でとめてあります。これからみても、淳化閣帖の「銀錠」は木の原版に使われたものですね。木の原版が淳化のほんとの初版だったかどうかは、また別の問題ですが。
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# by reijiyam | 2005-12-14 19:10

九仙題名

鄭道昭の題名を集めた大版の拓本冊のなかでも、
この題名は、よく臨書します。
すなおで、アクが少ない感じです。
この冊は、かなり切り貼りしているので、全套とは違う
のですが、全套の感じをよく遺すようにしてあり、
そうとう頭の良い編集です。
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# by reijiyam | 2005-12-13 10:18 | 蔵書

虞世南 陜西本

虞世南 夫子廟堂碑は三井本が有名ですが、三井本も完好な文字は、おおかた陜西本という重刻本から補ったものだとされています。とすると、全部、陜西本をみてもたいして違いはないのではないか?と疑問をいだきました。で、陜西本の良い拓本がないか?と
思い、この影印をみつけました。明庫装で、清初の収集家の収集品です。
文字の形を強調したかったので、あえて部分イメージにしました。
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# by reijiyam | 2005-11-06 17:03

谷如意の智永千字文跋

国宝智永千字文は昔、京都の谷如意という人の所蔵でした。そのあと小川家に移ったのですが、谷如意の跋がいつのまにか無くなっております。この写真焼き付けはたぶん谷家から、仲交いをした山田聖華房へ移ったころ(大正?)のころ撮影された写真焼き付けでしょう。
まだ、谷如意の跋の智永千字文跋が残っております。
昔、雑誌「墨」で紹介したこともありましたが、小さなモノクロでしたので、もう少し良いもので紹介します。
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# by reijiyam | 2005-11-06 13:38 | 蔵書