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新潮世界美術小辞典

 
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 芸術新潮に1970年前後にずっと掲載されたもので、単行本『新潮世界美術辞典』新潮社 1985 のもとになったものだと思う。そう考えると単行本を買えば問題ないかと思ったら、これが大違い。雑誌掲載のもののほうが、ずっと細かく項目が多い。要するに単行本化し、50音順にするときに大幅なカットが行われたのである。
 まあ、頁数が多すぎるので定価が高くなりすぎるとか、普通の読者には高級すぎる(まったく読者をなめた傲慢な姿勢だ)とかいう理由だろう。
 30年以上前だから古くなっているところもあるが、当時の錚々たる学者達が寄稿しているうえに、適宜ルビもあるのでまだまだ相当に役に立つ。まじめに古美術のアンチョコとして使いたい人は、私のように古雑誌を買い集めて切り抜いて製本するか、図書館でコピーをして編集製本するしかない。
by reijiyam | 2008-09-28 09:47 | 蔵書 | Comments(0)

鹿頭刻字

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これは戦前、石版印刷で刊行された、商(殷)時代の文字資料で、今は、台北の南東の中央研究院歴史語言研究所にあります。  原物のサイズ 22.7x20.2cm。まあ、こういう動物の頭蓋骨に直に文字を彫るというのは、農耕と牧畜を併用していた民族の感覚でしょう。
 歴史語言研究所陳列館サイトをみてもわかるように、ここは本当にすごいのですが、水曜日と土曜日にしかあいていませんので、年中無休の故宮博物院と違ってちょっと行きにくいのは事実です。
まあ、昔は原則非公開でコネと紹介がないと拝見できなかったのですから、かなり進歩したほうだと思います。


・獣頭刻辞 の2
・中華民国20年4月殷虚出土 国立中央研究院歴史語言研究所拓印
・影印拓本のサイズ 角~角の幅26.5cm、高さ ほぼ21cm
by reijiyam | 2008-09-27 11:06 | 蔵書 | Comments(0)