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戦前の故宮博物院の出版

2006年五月に北京延光室の戦前の目録を紹介した。北京に故宮博物院があったころに、出版した出版物の広告を紹介する。出版物の全部ではないが当時の価格もわかり、面白いものだと思う。現在でも、たまに古書店で、断片的にこれらの出版物がでることもある。
 拓本のまくりの影印も売っていたようで、現在でも、極まれに軸装されたものが古書店に出ることもある。
「遺老が語る故宮博物院」にも、目録を紹介していたが、これは、1920年10月刊行  故宮週刊 20号にのった広告である。
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by reijiyam | 2008-08-15 07:28 | 蔵書

錯簡

柴舟秘蔵の古経断簡、柴舟秘蔵の古経断簡 :完は、イメージの順序を間違えたようだ。

柴舟秘蔵の古経断簡が折り本の
1,5,4開、
柴舟秘蔵の古経断簡 :完
は、3,2開
のめちゃくちゃな順序になっている。
by reijiyam | 2008-08-05 14:50 | 蔵書

柴舟秘蔵の古経断簡 :完

柴舟秘蔵の古経断簡の残り2開。全部でたった9紙しかないが、なかなかのものだと思う。写真部分のサイズは縦25.7cm


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by reijiyam | 2008-08-04 08:06 | 蔵書

柴舟秘蔵の古経断簡

「古経断簡 伝魚養筆」  昭和15年5月2日 泰東書道院出版部  尾上柴舟先生秘蔵

という小さな折り本がある。
この書が、写経としては群を抜いて優れているので、古筆や写経なんかいくらでも手に取れた尾上柴舟があえて秘蔵したのだろうと思う。
智永・虞世南を思わせるところがある。智永の谷本と比較しながら臨書してみたが、ところどころ良く似ている。「水」とか. 一方、欧法を思わせる字もある。「法」とか。
 手本としても面白いし、あまり印刷されてもいないようだから、全部紹介してみよう。まず3開分。
前にも一度言及したことがあるが、できたら、現在存在しているのか、実物はどこにあるのか?、一度鑑賞出来る機会はないか?  ご存じの方いたらご教示ください。

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by reijiyam | 2008-08-03 10:43 | 蔵書

天龍山 維摩居士

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ちょっとこの拓本は心を不安にさせるところがある。力のある伝世の本物である所以である。
たぶん奥村伊九良氏が研究所留学時代(1928-)に天龍山で採拓したものではないかと思う。ちゃんとした中国宣紙でとってある。
 この拓本に好適な紙は、書をかくのにはちょっと不便で、極濃い墨で渇筆で書かないと滲みやすい、そのせいか左下の題記は及び腰である。 この天龍山第3窟の拓本は破壊される前のものなので、大阪市立美術館所蔵旧山口謙四郎コレクションの浮き彫りを
比較すると、天龍山の浮き彫りを破壊した当事者は骨董屋でも美術史家でもなんでもなく、単なる欲に狂った野蛮人であることがわかる。骨董屋なら、少しでも高く売ろうと思うわけで、こんなブザイクな割り方はしないだろう。日本人なら当時よく議論された台座の格狭間を絶対残そうとするだろう。
  大阪の浮き彫りとは相当印象が違うので、別の彫刻か模刻かとも思ったがどうもそうではなさそうだ。
  維摩居士が座す大きな家具「牀帳」の構造がはっきり現れていて、面白い。床に履き物がおいてあるのもいい。
 対面する文殊菩薩は米国のハーバードに行っているらしいが、イメージを得ることができなかった。
 奥村伊九良氏は、おそらく、北京留学時に山西へいって、天龍山へいったのだろう。色々な意味で際どいところで採拓にまにあったような気がする。
by reijiyam | 2008-08-01 09:04 | 蔵書