新潮世界美術小辞典

 
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 芸術新潮に1970年前後にずっと掲載されたもので、単行本『新潮世界美術辞典』新潮社 1985 のもとになったものだと思う。そう考えると単行本を買えば問題ないかと思ったら、これが大違い。雑誌掲載のもののほうが、ずっと細かく項目が多い。要するに単行本化し、50音順にするときに大幅なカットが行われたのである。
 まあ、頁数が多すぎるので定価が高くなりすぎるとか、普通の読者には高級すぎる(まったく読者をなめた傲慢な姿勢だ)とかいう理由だろう。
 30年以上前だから古くなっているところもあるが、当時の錚々たる学者達が寄稿しているうえに、適宜ルビもあるのでまだまだ相当に役に立つ。まじめに古美術のアンチョコとして使いたい人は、私のように古雑誌を買い集めて切り抜いて製本するか、図書館でコピーをして編集製本するしかない。
by reijiyam | 2008-09-28 09:47 | 蔵書
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