薬師寺東塔サツ銘

   薬師寺の有名な塔のてっぺんにある水煙の根本あたりに彫ってある銘文のようだ。
ただ、この拓本の左端に小さな篆書の1行文字がみえる。原物にもこういう篆書銘刻があるのだろうか。屋代弘賢の金石記にも珍しいものを得て喜んだと記述され、松崎謙堂は、実際に登って拓したらしいが、「心悸へ足がふるえ、今に至るも止まらない」と書いている「大和訪古志」。場所が場所だけに果たして原拓なのだろうか、篆書は複製を作った題記で、この拓本自体複製品の拓本なのではないか?とかんぐってしまう。

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by reijiyam | 2008-05-31 13:14 | 蔵書 | Comments(0)
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