望都漢墓壁画 その2

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さらに無視されているのが、大きなアーチ天井に書いた八分隷書の大字である。白泥で書いてあるらしい白い文字である。
ただ、剥落しやすいだろうから、現在残っているかどうかはかなり不安だ。このレンガの幅が9.3cmぐらいであるから、10cmx20cmぐらいもある。漢人の墨跡としては例外的に大きいし、数も多い。木簡などの字とは比べ物にならないくらい大きく、また装飾的である。
これはたぶんアーチをあわせるための目印に書いたものではないかと思う。
最初のは中室のアーチ天井の一部である。非常にみにくい。しょうがないので、画家陳長虹氏による部分模写を次にあげる。
次も同じアーチ天井の一部だが、「急就奇觚」と初学教科書の「急就篇」の冒頭である。
この書風は壁画の墨書題字「主簿」などとはかなり違うように思った。
最後に出した写真のように、この墓のアーチ構造は2世紀のものとしてはきれいだ。中国へのアーチ技術の伝来はいつなのだろうか、と建築史の問題も考えてしまった。
by reijiyam | 2007-12-22 12:19 | 蔵書
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