包世臣

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1837年9月6日(旧暦)に、南京、湯貽汾(武官、画家)の邸宅であった琴隠園で、包世臣、程蕉雲(経歴不明?)、黄均(穀原、画家)、顧蕙生(竹畦、画家)が宴会をし、詩を作った。黄均と顧蕙生は合作で琴隠園を描き、その後に幕僚や包世臣が跋文を書いた。その跋文の書を刻したものの拓本である。題琴隠園図とでもいうものなのだろうか?
いかにもいかにも包世臣という感じが現れている書だが、実は真跡でこのように典型的な「包世臣」は意外と少ない。包世臣自体が色々な書風を試みてこういうものに至ったということかも知れないが、真跡まちがいないものでも結構多様性があり、包世臣風の代表としてあげようと思うと苦労することが多い。
そういう点で、このあまり知られていない拓本は、面白いと思う。拓本の高さ26.5cm。
 宴の主人湯貽汾(雨生)が軍人として高官であったことは看過しやすいが、ここで将軍なぞと呼ばれていると再認識する。

しかしあの画風・書風と「将軍」というイメージはどうもあわないなあ。
by reijiyam | 2007-10-22 12:15 | 蔵書 | Comments(0)
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