馬王堆漢墓

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前、入手した何介鈞「馬王堆漢墓」をとりあげてみます。2004年、文物出版社。20世紀中国文物考古発現与研究双書のひとつです。
 1982年にでた 何介鈞・張維明「馬王堆漢墓」(右)も並べてみます。この1982年版のほうは長らく入手できなくて困りました。というのも、翻訳がでるというので待っていたら、とんでもなくひどい翻訳でした。文書が日本語でないような悪文、おまけに、ある事項がそうであるのか、そうでないのか、1段落の中で矛盾しているというすごい本でした(「馬王堆漢墓のすべて」、中国書店)がっかりして原書を探そうとしたら、ない。古書でもずいぶん探したのですが無かった。馬王堆漢墓の1号墓については詳細な報告があるのですが、2号暮,3号墓も含めた全体を解説したまともな本はあまりないのが現実です。よっぽど難解な中国語かと思っていましたら、9年さがしてようやく入手した原書(右)を読むと、いたって調子の良い簡明達意の名文でしたのでますます驚きました。
 近刊のほうの本(左)は、前書の再版補訂ではないのですが、コンセプトは同じで、20年間の研究をとりいれた良書です。あえてカラー図版が少ないのは好感がもてます。近刊の本は香港・マカオの富豪Hotungの資金援助で出版されています。何介鈞て1940年生まれ、ずいぶん若いときに大きな仕事をしてるんだね。
by reijiyam | 2007-09-16 09:27 | 蔵書 | Comments(0)
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