木版画による平安仏画童子

e0071614_7572361.jpg木版画による古画の複製は、正確さという点ではカラー写真に劣るが、独特の長所もある。平安時代の古筆などの装飾料紙の場合は、良く質感を再現できるし、絵因果経などの古拙な絵画の場合は、そうとう良いカラー印刷よりずっと本物らしい感じがする。
ここに挙げたのは、法華寺の阿弥陀三尊及童子像三幅(12世紀、絹本彩色、、国宝)の1幅である。この童子像は、国立博物館で鑑賞する機会を得たが、ひどく傷んで剥落しており、お顔の細部など全く見えない。
この木版複製は、剥落・損傷を充分再現しながら、微妙なところで美しく復元しているようにみえる。これはこれで、また良い物だと思う。原画の幅は約55cm。

by reijiyam | 2007-04-23 07:59 | 蔵書 | Comments(0)
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