淳化閣帖

萬暦十一年刻の潘刻本淳化閣帖巻8の比較的精緻な拓本です。明治一四年の題記がある。虫喰がかなりあったので、全面裏打ちしました。板表紙。六葉を失っている。
書道博物館の潘刻本淳化閣帖と比較すると、同石であり淡拓であることがわかりました。宇野雪村さんの「法帖」には「初拓は淡拓」という伝聞があるが、その類。
さて、これは、東京国立博物館で開催されている「書の至宝」展で、でてた
台東区立書道博物館 所蔵の夾雪本とよく似ているようですね。

一方、上海から借りてきた安思遠本には、かなり失望しました。巻4は、ある程度古く、明ぐらい、巻6は、明末清初ぐらいにしかみえませんでした。
モノクロ印刷本をみていたときは、いいものなんだろうなあ、と思っていましたが、カラー印刷をみて、疑念が生じ、実物をみて、びっくり仰天しました。こりゃ詐欺だなあ。
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by reijiyam | 2006-01-11 21:23 | 蔵書
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