本物らしい法隆寺金堂釈迦三尊光背銘拓本

日記の2011年04月26日に
法隆寺の拓本の真偽
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/44552883.html
という記事で、貧架の拓本はわりといけるかもしれない、と書いた

2011年4月30日に法隆寺大鏡のコロタイプ写真をアップしていた。
法隆寺の拓本のもとは
http://reijibook.exblog.jp/14693516/

再度、現物写真と詳細に校合した結果、本物だろうと思うようになった。

その理由は、まず2行目下部の「上宮」の宮の右脇に曲がりくねった傷があるが、これが一致していること。

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もっとも、文字に近接した破損は亜鉛版や模刻でもしばしば忠実に再現することがある。
そこで、更に確実な証拠として、4行目末尾の「深」の右脇にある長方形の短冊のような跡がある。これはおそらく鋳物にいれた支えの跡で、他所にもあるが、拓本にはほとんどでないのだが、ここに限ってはかろうじて拓本にでている。こういうところまで再現することはまずないので、一応信用することにした。

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by reijiyam | 2012-05-15 07:16 | 蔵書
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