宜興窯のやきものを洗う

 宜興窯の小壺(6.5cm高)(鼻烟壺にしたててあった)の汚れを洗ってみたら、全く違うものになった。私が洗った程度でとれる汚れというのは、古くみせるために人工的につけたものである。本当の古色ってのは何度洗ってもとれるものではない。この汚れは、かなりいかがわしいものだということになる。こういう場合、洗った結果が全くひどいものになることが多い。

 今回は、確かに油性の光沢はなくなったが、かえって古典的な良いたたずまいになったような気がする。底に「眞記」という印が焼成前におしてある。これは陶工が押したものではあるが、陶工の印というより、1867~1900年前後の販売店・ブランドの印らしい。鉄画軒などもそうであるが、陶工と契約したりして自社ブランド販売していた企業があったように思う。

  古陶磁は、洗うということができる。他の骨董品は基本的には洗えないしクリーニングは専門家に頼まないと下手をするとダメにしてしまう。素人が洗えるのは古陶磁だけだろう。ただ加彩の土器なんかは素人クリーニングは無理である。

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追加:
  ようやく洗浄完了 わるくないんじゃない?  特に白泥への彫刻、渚の石を白い点で表現しているところがいい。地の朱泥にも細かい砂が入っていてキラキラ光るのも一興

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by reijiyam | 2011-11-29 07:24 | コレクション
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